監督業2024
- 菊田
- 2024年7月20日
- 読了時間: 3分
7月14日(日)におかげさまで今年も監督業を遂行してまいりました。
今年から名称が国民体育大会から国民スポーツ大会に変わり、国スポになります。
沖縄県水泳連盟アーティスティック(以後AS)委員会からは、中学3年生と高校2年生がデュエット競技に出場するため、九州ブロック大会へエントリーしました。
水泳競技の少年区分は中学3年生の出場が認められているため、今回のような組み合わせが実現した流れとなります。

会場は福岡県立プール。
屋内長水路でダイビングプールと短水路も併設された立派な施設ですが、もう新築から30年の月日が経過しているそうです。
沖縄にはまだ長水路の屋内プールすらない状況なのに。
福岡には30年も前からこんな施設があったというだけで沖縄の水泳界の遅れを感じます。

エントリーは3県でした。福岡県・大分県・沖縄県。
国スポ開催県の佐賀県はすでに出場枠を獲得しているため出場権利がなく、3県でたったひとつの枠を争います。
これ、いつも思うのですが。。。
何故開催県に出場枠が与えられる分、同じブロックの出場枠を削られるのでしょう?
本来は2枠の出場権ですが、開催県に権利を与える代わりにひと枠減るのは開催デメリットとしか思えないのですが。。。
開催メリットとは言えないと思いませんか???
この競技は何故かときどきこういう変なところがあると感じています。

結果は第1位・福岡県、第2位・大分県、沖縄県は第3位でした。
国スポへの出場権は地元佐賀と福岡が獲得。
順当と言えば順当だし、大分県に敗れてしまった点に関してはミスもあったので残念と言えば残念。
日頃の練習の成果を発揮できていたか?と言えば、あからさまなミスを犯してしまった分、詰めが甘かったように思います。
まだまだ先のある選手ですから、これも経験ですね。
ふたりのおかげで今年も監督業をすることができました。
心より感謝いたします。
また日々の練習を積み重ね、ASを通じて人生が豊かに実っていくような取り組みを期待し応援していきたいと思います。
ここで雑感ですが。。。
ASはルールの変更によって採点方法が大きく変わりました。
演技直後には動画でレビューを行い採点を確認します。
変更前なら順位の差が数点、あるいは0コンマ数点の差で犇めいていたのに、今はひとつの順位差でびっくりするほど大差をつけたような点差がついていたりします。
ほとんど変わらない実力なのにこんなに点数違うの?って感じです。
当然、演技ごとにレビューを行うので試合テンポが悪く非常に長い。
観ている側も長いですが、それよりも出場順を待機している選手にとって、この計算できない間が非常に長いと思います。
その分、コンディションの調整が難しいですね。
まぁ、平等でしょと言われればそうなのですが、ベストな状態で泳がせるための環境づくりも大事じゃないかという話です。
選手総勢40名ほどの試合に、ジャッジ、レフェリー、競技役員など数十人で運営を行う競泳に比べれば非常にミニマムなイベントでありながら、朝8時の開門から始まって解散時間が19時オーバーです。
効率で行うものではないかもしれませんが、この状況をいつまで続けていけるでしょうか?不安です。
ある程度継続していけば慣れるのかもしれませんが、個人的には今の競技会の行い方は多方面で改善の余地があるような気がしてなりません。
「普及」という観点をベースにしていかないと、ルールや拘束時間についていけなくて競技離れが進みそうです。
選手はもちろん、それを支える保護者やクラブ・指導者の普及も全体で考えるのが競技現場だと私は思っています。
以上。
期間中は九州各県の先生方に大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また連絡します。
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